外壁の「角」は、建物全体の印象を大きく左右する重要なパーツです。ここに使われる「出隅(ですみ)」とは、外壁の角を覆い、美観と耐久性を保つためのコーナー材のこと。風雨や衝撃から建物を守り、建築物の完成度を高める役割を果たします。
西海建工では、出隅材の一部を自社工場で製造しています。外壁と同じ素材の板を仕入れ、第二工場で寸法や角度を加工。鋭角・鈍角など現場ごとの条件に合わせ、接着・面取り・タッチアップ(色補修)まで丁寧に仕上げます。こうした自社製造体制により、短納期・高品質・現場適応力を実現しています。
「あと数本だけ欲しい」「急ぎで届けてほしい」──そんな現場の声にも応えるのが、西海建工の強みです。端材を再利用してその場で加工・納品したり、特殊な角度や色味に合わせたカスタマイズにも柔軟に対応可能。多様なメーカー・カラーに対応し、色の差異によるクレームを防ぎます。
外注による純正品の価格は1本あたり約 ○○○円。現状では自社製造の方がややコスト高となりますが、対応力・スピード・品質といった“付加価値”は大きく、施工現場で高く評価されています。将来的には量産体制を整えることで、コスト競争力のさらなる強化も視野に入れています。
出隅は単なる部材ではありません。それは建物の“顔”を決める最終仕上げであり、職人の技と誠意が宿る場所。西海建工は、現場で培った技術と知恵を活かしながら、お客様の理想を形にする「最後の一手」を提供し続けます。